勉強もそこそこできていた。仕事はまあまあできるほう。
美人やイケメンではないけど、顔が悪いと言われたことはない。友達には親切。大体の人から好かれている。
な・の・に、結婚だけはできないという30代、40代はいます。
「こんなことを言ったら申し訳ないけど、私より(または僕より)条件が整っていない人でも結婚している」
そんなふうに思っているあなたは、イメージ作りが足りないのではないでしょうか。
あなたはいま、頭の中で成婚までのイメージを描くことができますか。
あなたには理想の婚活シーンをイメージできていますか。
婚活はまず、イメージ作りから始めてください。イメージトレーニングが結婚には欠かせません。
なぜイメージが必要なのか
婚活のイメージ作りが大切な理由は2つあります。
- イメージ通りに進まなかったときに修正できる
- イメージ通りに進んだときに次のステップに進むことができる
重要なのは最初のほうです。「イメージ」は「計画」とは違います。会社の仕事はイメージよりも計画のほうが大切です。もちろん仕事にもイメージは必要ですが、イメージだけでは仕事は1歩も前に進みません。計画を立てることで仕事に着手することができます。
一方、婚活や結婚は、計画はあまり大切ではありません。
婚活や結婚はほぼ100%計画通りには進まないからです。
婚活や結婚についてカッチリした計画を作ってしまうと、計画通りに進まなかったら「失敗」したことになってしまいます。
しかし婚活のイメージには、成功も失敗もありません。
イメージ通りに進まないときは、修正すればいいのです。
イメージ通りに進んだら、次に進めばいいのです。
8つのイメージの階段をのぼっていく
成婚に結びつく婚活イメージは8段階に分かれます。
婚活は、婚活パーティーなどの出会いの準備から始まって実際に出会い、お付き合いを重ねてからプロポーズに至るわけですが、この過程は8段の階段だと思ってください。
それを1段1段のぼっていくのです。
婚活を成功に導く8段階のイメージとは次の通りです。
- 出会いのイメージ
- 初めてのデートのイメージ
- デートを重ねた段階でのイメージ
- 初めてのセックスのイメージ
- 同棲のイメージ
- 慣れてきたときのイメージ
- 相手の親に会うときのイメージ
- プロポーズのイメージ
1つずつしっかりイメージングすることで、階段を踏み外すことを予防できるのです。
出会いのイメージ
婚活パーティーを利用する人も、街コンに参加する人も、お見合いに挑む人も、出会いのイメージを持っておいてください。
出会いでは、顔や外見について、次の2つのイメージを持っておきましょう。
A:理想の顔や外見を持っている人と出会ったときのイメージ
B:理想とかけ離れた顔や外見を持っている人と出会ったときのイメージ
Aのイメージ作りについては、説明は不要でしょう。問題はBです。「人は見た目が9割」という言葉を聞いたことがあると思います。
しかし見た目だけで相手を判断していては、中身が素敵な人を取り逃がしてしまうことになるでしょう。
理想の顔や外見でない人が、実は自分の性格や趣味とマッチしたときのイメージを作っておきましょう。
初めてのデートのイメージ
異性と出会うことができて、あなたも相手が気に入り、相手もあなたを気に入ったら、初デートに臨むことになります。そこで質問です。
そのデートは、
- あなたから誘いますか
- 相手から誘われるのを待ちますか
あなたはどちらでしょうか。
どちらが正解というわけではありません。イメージには正解も間違いもありません。
どんどんイメージを膨らましていきましょう。
例えばあなたがデートに誘ったとします。ここでまた質問です。
相手が、
- 断ってきたらどうしますか、諦めますか、期間をおいて誘い直しますか
- OKだったらどこに行きますか、あなたがおごりますか、それとも割り勘にしますか
このように「イメージしなければならないこと」はたくさんあります。
デートを重ねた段階でのイメージ
デートを2回3回と重ねたら、そろそろ正式なお付き合いを検討したいところです。
- 何回デートをしたら、お付き合いを申し込みたいですか
- 2回目のデートで突然相手から正式なお付き合いを申し込まれたらどうしますか
- 5回デートを重ねてもお付き合いを申し込まれなかったらどうしますか
こうしたイメージをしておいてください。
初めてのセックスのイメージ
さて、婚活の最初の大きな山場は初めてのセックスです。婚活イメトレの中で、最も重要なイメージかもしれません。
イメージすべき項目は次の通りです。
- 出会ってどれぐらい経ったら「してもいい」「したい」と思うか
- どこで「する」か
- こっちが「したい」ときに相手が乗り気でなかったらどうするか
- こっちが乗り気でないのに相手が「したがって」いたらどうするか
- 避妊の準備をいつから始めるか
- 「そういう」雰囲気になったのに自分が(または相手が)生理だったらどうするか
一般的にセックスは、男性よりも女性のほうが大きなインパクトを受けるので、女性はしっかりセックスイメージを作っておいたほうがいいでしょう。
同棲のイメージ
同棲については、する人としない人がいますので、まずは「同棲するしないイメージ」を作っておいてください。
- 自分が「同棲したい」と言って、相手がOKしてくれたらどうするか
- 自分が「同棲したい」と言って、相手から断られたらどうするか
- 同棲したいと思っていたころに、相手から「同棲したい」と言われたらどうするか
- 結婚するまで一緒に住みたくないと思っていたのに、相手から「同棲したい」と言われたらどうするか
そのほか、自分の家で同棲するのか、相手に家に住まわせてもらうのかもイメージしておきましょう。
慣れてきたときのイメージ
付き合いが1年以上に及び、同棲も始めたころ、2人の間には「慣れ」が生じます。
この慣れについても、しっかりイメージしていきましょう。
慣れは、良い効果も悪い効果も生みます。
慣れの良い効果とは、心地よい関係性を築けることです。相手が空気のような存在になるイメージです。空気とは「無」ではありません。普段は意識しないのに、いなくなったら窒息してしまう存在が、あなたにとっての空気のような人です。
慣れの悪い効果とは、陳腐化です。
「おならをしあえる仲」はまだよいほうで、相手に向ける優しさが減ったり、セックスの対象としてみられなくなったりする慣れは、注意が必要です。
婚活イメトレでは、良いイメージ9割、悪いイメージ1割を目安に進めていきましょう。たっぷり良いイメージをして少し危機管理をする、といったイメージです。
相手の親に会うときのイメージ
30代40代の婚活では、相手の家族についてもイメージしておく必要があるでしょう。10代20代の結婚は「勢い」が許されますが、社会人経験が長い人はそれなりの態度を取らなければなりません。
- 自分の親に先に会わせるか、相手の親のところに先にあいさつに行くか
- 初めて会う場所は、相手の親の自宅にするか、レストランにするか
- 自分の親と相手の親を引き合わせるか
- それとも親どうしを引き合わせるのはプロポーズの後にするか
相手の親に会うときのイメージングはあまり楽しいものではりませんが、だからこそ重要だったりします。ぬかりのないようにしておいてください。
プロポーズのイメージ
一方、プロポーズのイメージ作りは楽しいでしょう。
- 自分からプロポーズするか
- どこでプロポーズをするか
- サプライズ系にするか
- シンプル・ざっくばらん系にするか
- 相手のプロポーズを待つか
- 意図しないタイミングでプロポーズされたらどうするか
- プロポーズしたのに相手に保留されたらどうするか
いかがでしょうか。わくわくしてきませんか。
そして、
- プロポーズして承諾してくれたらどうするか
- プロポーズされて承諾したらどうするか
もイメージしておいてください。
まとめ~夢を実現させるためのイメトレ
冒頭でイメージは計画ではないと申し上げました。
イメージは夢に近いかもしれません。良いイメージを持っていると成功する確率が高くなります。
成功する婚活、もしくは失敗しない婚活のために、イメトレを積んでおいてください。