ネットの口コミは参考にならない?ネットで結婚相談所の評判を見るときの注意点

ネットの口コミは参考にならない?ネットで結婚相談所の評判を見るときの注意点 結婚相談所

何でもネットで調べる時代です。
結婚相談所を利用しようと決めた婚活者は、まずはネットでどのような会社があるのか調べるでしょう。

このとき気をつけたいのが、ネットの口コミ情報です。
ネットの口コミは、本当の口コミとは異なります。本当の口コミとは、「損得抜きに本当の使用感を伝える消費者発の情報」のことです。
しかしネットの口コミの中には、商売目的のものも多く含まれているのです。口コミを装って、自社のよいコメントを投稿する人や企業もあります。

よってネットの口コミは、よい評判ほど疑わなければなりません。
では悪い口コミは信頼できるかというと、一概にそうとはいえません。なぜならライバルの結婚相談所をおとしめようと考えた人の仕業かもしれないからです。

ネットで結婚相談所の口コミを調べるときの注意点を紹介します。

基本姿勢は「話半分」

ネットの口コミ情報は、「最高でも話半分」と考えておいてください。つまり、あるネット口コミを読み「リアリティがある、真実に違いない」と確信したとしても、それでも「まあ、半分くらいは嘘が入っているんだろうな」と思うようにしていただきたいのです。

例えばある結婚相談所に関するネット口コミに「彼氏いない歴30年の私でも3カ月で交際に発展し、6カ月で成婚退会できました」と書かれていたら、「彼氏がいなかった期間は15年くらいなのだろう。成婚まで1年ぐらいはかかるんだろうな」と思うようにしたほうが無難です。

「そこまで疑わなければならないのか」と感じるかもしれませんが、そこまで疑ったほうがいいでしょう。これから紹介するカラクリを読んでいただければ、納得できると思います。

「得る」より「捨てる」

結婚相談所のネット口コミを参考にする場合、情報を得ることより、情報を捨てることを心がけてください。

普通は、情報は「得るモノ」であり「捨てるモノ」ではありません。例えば仕事で使う情報をネットで集めるときは、可能な限り多く集めようとするでしょう。それはネットの正しい使い方です。

しかし結婚相談所に関するネット掲示板を読むときは「この情報は要らない」「この情報は嘘っぽい」ということを意識してください。

広い視野を持つ

いかにも嘘っぽいネット口コミでも、信じてしまう人がいます。それは結婚に関する常識がまだ身についていなかったり、社会経験が不足していたりするときに起きます。

例えば、ある結婚相談所が「入会金1万円、月額3,000円、成婚料ゼロ円、会員数1万人、カウンセラーが完全サポート、平均成婚期間6カ月」と掲げていたら、普通の人は嘘であるとわかります。なぜならこれでは採算が合わないからです。
しかし経済の仕組みや経営の基礎をわかっていないと、「よくわからないけど、うまく調整して格安で結婚相談所を経営できる人もいるはず」と考えてしまうでしょう。

ただ、嘘のネット口コミを信じてしまう人を責めることはできません。なぜなら結婚の常識や社会経験は、ある程度年齢を重ねないと身につかないからです。

そこで若い婚活者は、ネット口コミに「いい情報」をみつけて「信じたい」気持ちになったら、年配者に相談するようにしてください。すると諸先輩方は、なぜその口コミが信じられないか丁寧に解説してくれるでしょう。

「主観にすぎない」と考える

ネット口コミの信ぴょう性が落ちるのは、主観で書かかれているからです。
これ対して「口コミは主観だから信用できるはず」と反論する方もいるでしょう。

もちろん「本物の口コミ」なら、主観による見解だから信頼できます。しかし結婚相談所に関するネット口コミの場合、主観だけで書かれたものは信用しないほうがいいでしょう。

なぜなら、結婚相談所に対する印象は、「デートの約束を取り付けた」「正式交際に発展した」「婚約に至った」という、ハッピーイベントに到達すると、無条件によくなってしまうからです。
つまり、ある結婚相談所についてべた褒めしている口コミの場合、その執筆者が「浮かれて」書いた可能性があります。冷静な判断ができていないかもしれないのです。

結婚相談所の実力が低くても、担当カウンセラーのスキルが低くても、会員のポテンシャルが高い場合、よい結果が生まれます。
そのような人たちが書いたべた褒め口コミ投稿は、結婚相談所やカウンセラーの能力を正しく評価できていないことになります。

婚活者が本当に入手したい口コミ情報は、結婚相談所のサポート体制や、カウンセラーの人柄、異性会員の質です。そのような客観情報が入っていない口コミ情報はどんどん切り捨てていきましょう。

嘘ではないけど真実ではない

結婚相談所のネット口コミで注意したいのは、嘘ではないけど真実ではない情報です。しかしこれは見破るのが難しいでしょう。
先ほど、よい出会いができた会員はよい内容の口コミをしやすいと説明しましたが、これにも嘘ではありませんが真実が含まれていない可能性があります。

例えばある結婚相談所に10人のカウンセラーがいたとします。そのうち9人はダメカウンセラーで、残りの1人が優秀カウンセラーだったとします。
その優秀カウンセラーに担当してもらった会員が結婚にこぎ着けたら、その人はよい内容のネット口コミを書くでしょう。
この口コミ情報は嘘ではありませんが、真実ではありません。なぜなら婚活者は、「ダメカウンセラー率90%」の結婚相談所については、悪い口コミ情報を得る必要があるからです。

もちろん「A結婚相談所(実名)にはaさん(実名)というとても優秀なカウンセラーがいますので、その人に担当してもらえるならこのA結婚相談所を使うのはありかも」といったネット口コミがあれば、有益情報といえます。
しかしネットに実名を出すことはマナー違反とされているので、こうした口コミは少ないでしょう。

嘘の口コミはこうやってつくる

ネットの口コミには、嘘がはびこっています。これは厳然たる事実です。
なぜ嘘口コミがネットに拡散するのかというと、人は口コミ情報を信じたがるからです。口コミ情報には嘘がないと思っている人が多いからです。
悪意のある企業は、口コミの高い信頼性を逆手に取り、「自社に都合のよい内容を口コミにのせれば信用する人が増える」と考えているのです。

サクラを集めて書かせる

悪意ある企業は、いわゆる「サクラ」を雇って、謝礼金を渡してネットに口コミを投稿してもらっています。
また、そのようなサクラ行為で小遣いを稼ごうとする人も存在します。
それだけでなく、悪意ある企業とサクラを結びつける仕事紹介サイトまで存在するのです。

例えば悪意ある企業が、仕事紹介サイトに「〇〇結婚相談所についての口コミ投稿をしてくれる方募集。1投稿100字50円。実際に〇〇結婚相談所を利用していなくても可」と募集記事を出します。
これを読んだサクラが仕事紹介サイトのこの仕事に登録します。
この段階で、悪意ある企業とサクラは、仕事紹介サイトのメール機能で連絡を取りあうことができます。
悪意ある企業はサクラに、「〇〇結婚相談所のサイトを閲覧して、自分がいいなと感じた部分を大げさに褒めてください。文章は、その〇〇結婚相談所を利用した人の視点で書いてください。もちろん、実際に〇〇結婚相談所を使っていなくてもかまいません」といったふうに指示します。

5,000円で100人分の「よい口コミ」を用意できる

1投稿50円ですから、100人のサクラに仕事を発注しても5,000円で済みます。わずか5,000円で100人分の「よい口コミ」をネット上に拡散させることができるのです。
100人が「いい結婚相談所」と言っていたら、どうしても信じてしまいます。

しかしこれを見破る方法があります。それは、口コミ投稿日を見ることです。
褒め口コミが同じ日に3件以上あったらサクラ投稿の可能性があります。

とても上手な文章は注意

サクラの中には「プロ」もいます。プロサクラは、結婚相談所だけでなく、そのほかの企業の「嘘の褒め言葉」も書きます。
そのため、プロサクラが書く口コミ文章は、とても上手です。
先ほど「主観的すぎる口コミ情報は信用できない。客観的な情報が入っている口コミを信じましょう」といいましたが、プロサクラはこのことも熟知しています。
すなわちプロサクラたちは、あまり主観的な意見は書かず、自分で調べ上げた客観情報を嘘の口コミ文章に盛り込みます。

「この文章、整いすぎている」と感じたら、それも切り捨てたほうがいいでしょう。

まとめ~原則、経験者は書きたがらない

結婚相談所に関するネット口コミ情報の信ぴょう性が低いのは、「結婚相談所を使っている人はあまりそのことを公にしたがらない」という事情も影響しています。
結婚相談所の仕組みはとても合理的で、現代日本の結婚事情にマッチしたサービスといえるのですが、まだまだ「結婚相談所の紹介で結婚したことは隠しておきたい」と考える人は多いようです。そのため、わざわざネットの掲示板に口コミを投稿する人は多くはないようなのです。
本当はそういう人の口コミこそ読みたいのですが。